数日後,大みそかを迎えました。プールサイドのレストランで,年末のディナーパーティーが行われました。
私たちの隣のテーブルには,オーストラリアからの老夫婦旅行者が座り,話しかけてきます。怪しい英会話が始まりました。奥方のワンピースには『優』という漢字が大きくプリントされていました。
豪「これはなんていう意味?」
日「日本では,やさしいとかすぐれているとかを表しますねぇ。」
豪「それはいい。」
日「ええ,そんな意味です。」
豪・日「wwwww」
ちなみに,『優』のプリントは Upside down にプリントされていました・・・・・。
日本で教員をやっているということを伝えると,『サラリーはどれくらいだ?』『英語の授業数は週どれくらいなんだ?』などと問いかけてきます。
老夫婦の子供さんたちの収入も教えてくれました。この頃は,日本の公務員給与とオーストラリア人の同年齢の人と比べても,賃金は同程度だったよう聞きました。
ところで
経済協力開発機構(OECD)のデータによりますと,オーストラリアの年収は20年前の1.8倍くらいだそうです。
また,オーストラリアの2000年から2019年までの20年間の各年の消費者物価指数の前年比伸び率平均は2.6%くらいのようです。
1.026×1.026× ・・・(20回)・・・=1.714330596566009
(概算:20年前と比べて物価は約1.7倍)
となりますね。物価よりも給与の伸びが大きいことがわかります。
そして,日本の消費者物価指数の前年比伸び率平均(同20年間)は0.1%だったようです。マネーブリッジを設定した楽天銀行の金利並みですね。(あ,でも2022年4月から改悪されてましたね・・・・。)
1.001×1.001× ・・・(20回)・・・・ =1.021211336005403
(概算:20年前と比べて物価は約1.02倍になっているということですね。)
2019年までの20年間ですので。コロナショック前の数値ですね。
直近の物価は1.02倍よりも上昇しているように思うのは,私だけではないと思います。他国情勢等による原油等コモディティ価格の上昇。年初来の米国株の↓↑。そして円安トレンド・・・・。
ちなみに
20年間の日本の賃金の伸びはというと,-4.2%・・・・・。
給与は下がって,物価は上がってるわけですよね。
悲しいけどこれ日本なのよね。
宴もたけなわ・・・・というアナウンスはありませんでしたが,老夫婦はカウントダウンを待たずに先に部屋で休むとのことでした。
Have a happy new year .
私たちは,カウントダウンを待つために,海岸の方へ酔い覚ましに歩き始めました。
そして,そこで私たちが見たものは・・・・。
(次回へ続く)
ここまでの閲覧,ありがとうございました。
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